【男性の育児休業体験談】パパの育児休業3か月を振り返っての感想

男性育児休業体験談

基本情報

  • 妊娠中に赤ちゃんの疾患が見つかる
  • パパは育児休業3か月を取得
  • 2020.8 第一子誕生

 

申請を決めるまで

旦那さんの会社は男性の育児休業取得の前例がなく、我々が申請を決めるまでは、簡単ではありませんでした。

取得しづらい会社?

旦那さんも自分の会社をそう考えていました。取得希望期間は3か月と長期でしたので、かなり難しいと思っていました。

出世の道がなくなる?

出世への道が断たれるかもしれない、それでもいいのか?とも考えました。時間をかけて、出世<家族という当たり前の答えにたどり着きました。今後、昇格・収入アップが見込めなくなるなら、副業などして他に収入源をつくればいいんだ、他に道はいくらでもある、と考えるようになりました。

申請を決めるまで2か月近く迷いました。ですが、申し出た際の会社の反応は「よくぞ申し出てくれた」と予想外のものでした。会社としても、社員の離職を防ぐためにも、今後の人材確保の為にも、男性の育児休業取得の実績を作りたかったようです。

旦那さんは自ら、会社に対して以下のことを約束しました。

  • 育児休業中に勉強もしてパワーアップして帰ってくる
  • 必要があれば、社内誌などで自分の経験を発表する

そして、今後同僚も育児休業を取りやすいよう、自ら社内掲示板に取得の報告を掲載し、周知しました。

 

取得期間の様子

赤ちゃんは、2度の手術があり3か月経った今も入院中です。予想外に赤ちゃんが不在の育児休業になってしまいました。でも旦那さんは、「子育てだけが男性の育児休業中の仕事はではない、奥さんの体力面や精神面を支えるのがメインの仕事だ」と言いました。

パパが育児休業中にやったこと

  • 神社へ参拝
  • 面会
  • 沐浴
  • 家事全般
  • 料理
  • 読書
  • ブログ開設
  • Twitter
  • 資格試験

毎朝神社で我が子の病状が改善されることをお祈りしました。毎日片道1時間かけて面会に行きました。我が子の沐浴はパパのお仕事でした。掃除や洗濯は分担しましたが、食事を用意する時間と私の搾乳の時間が毎度ぶつかり、料理はパパが担当することが多かったです。その結果、料理のレパートリーが増えました。たくさん本も読んでいました。10~15冊くらいでしょうか。インプットした知識をアウトプットする為に、ブログで書評を発表していました。ブログ仲間と繋がる為にTwitterを始め、Twitter内で気の合う仲間もできました。お仕事に役立つ資格試験の勉強もしていました。よくそんなにこなせるなと感心するほど精力的に動いていました。

 

人生観の変化

夫婦ともに、家族が長く一緒に過ごせることがこんなに楽しいこととは、もっとこの時間を増やしたい、と感じるようになりました。これを一時的ではなく永続的に実現させる為に今後の働き方を見直そう、とこれからの生き方、働き方、お金の得かたについて、目指す方向を一致させました。

 

休業明け

先日休業が終わり、パパが久々に出社しました。同僚に「お帰り」と温かく迎えてもらったと聞きました。育児休業中の様子もたくさん聞かれたそうです。赤ちゃんの体調も心配してもらったそうです。上司には、休業期間中に得た知識を色々報告したようです。

 

ふたりの感想

パパの感想

「家族が濃密な時間を過ごせるこんな貴重なことはない、1年取得すればよかった」と言っていました。

私の感想

赤ちゃんの病気や母乳の出など気がかりもあり精神的に不安定だった時や、予定外であった2度めの手術の連絡を受けた時、面会への長い道のり、いつも隣には旦那さんがいました。辛い気持ちになった時、涙が止まらなかった時、繰り返し建設的な考え方を私に教え、救い出してくれました。

パパが悩みに悩んで取得してくれたこと、我々夫婦がたっぷり一緒に過ごした3か月間のことは、今後ことあるごとに思い出すだろうと思います。一生、旦那さんに対して、感謝と尊敬の気持ちを持って接することができるだろうと思っています。

 

取得を諦めている人に

我が家は赤ちゃんが不在の育児休業となってしまいましたが、赤ちゃんがいればより旦那様の協力は不可欠だと感じます。もし「自分の会社は取れないだろう」と相談する前から諦めているとしたら、決め込まずにまずは会社に相談をしてみてほしいと思います。職種や職場環境によってどうしても難しい方がいるかもしれませんが、可能ならばぜひこの素晴らしい時間を経験してほしいです。

伝えたいのは、

復帰後、違う席でもいいじゃない。人生に優先順位を。

ということです。得られるものはとても大きいです。

幸せになるために子供を授かったのですから、出産を機に家族がさらに強い絆で結ばれるといいなと願います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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