赤ちゃんのうちの指しゃぶりは生理的なものであり、無理に辞めさせる必要はないそうです。
でも、唾液は消化酵素を含むので肌荒れの原因になることも。
今回は、息子の指しゃぶりに対する我が家の考えと肌荒れの対処法を紹介します。
指しゃぶりをする理由
指しゃぶりをする理由は次のことが考えられます。
【 指しゃぶりをする理由 】
- 安心したい
- 癖になっている
- 手持ち無沙汰
順に解説します♪
安心したい
指しゃぶりの当初の目的は、「安心を得るため」なのだそう。
赤ちゃんには、おっぱいを飲んで生きていくための「吸啜(きゅうてつ)反射」という本能が備わっています。そして、お母さんに抱かれおっぱいを飲んでいるうちに、人肌の温もりや吸啜行為自体に安心感を覚えるようになるのでしょう。
でも、いつでもお母さんのおっぱいがそばに有る訳ではありません。安心したい!と思った時にいつでも自分のそばにあってすぐに吸いつける指は、自分を落ち着かせるために赤ちゃん自らが考えて編み出した精神安定剤であり、指しゃぶりは代替行為といえます。
癖になっている
当初の目的は安心の為ですが、頻繁に指しゃぶりをするうちに「癖」になっているケースもあるそうです。
我が子は特に眠たくなると指しゃぶりをします。落ち着いて眠りにつけるのでしょう。「落ち着くため」だった指しゃぶりがいつしか「眠りにつく前のルーティーン」になったように見えます。
手持ち無沙汰
また、遊ぶ相手やおもちゃがなく、暇だったり手持ち無沙汰を感じたときなどに行う指しゃぶりもあります。
我が家は自宅保育をしています。とはいえ1日中ずっと遊び相手を出来る訳ではありません。
私が相手を出来ない時、一人で集中して遊んでいることもあれば、何もすることがない様子で指しゃぶりをしている姿を見かけることがあります。
指しゃぶりによる肌荒れの対処法
指しゃぶりをやめさせる方法のひとつとして、苦いクリームを指に塗る方法が一般的によく知られています。
ですが、幼い子供が必死に「自分を落ち着かせる方法」として自分で編み出した行為です。彼の発明を親が奪いたくないと我々夫婦は現段階では考えています。
また、指先を使うことを覚え始めている時期でもありますから、日中に指先を手袋で覆ってしまうのも、なんだか気が引けます。
でも、唾液は消化酵素を含むので肌荒れの原因になることも。事実、息子の指は「接触性皮膚炎」を起こし、右手人差し指の第二関節内側がぱっくり割れを起こしてしまいました。
そこで我が家は今のところ、就寝の際のみミトンで手を覆うようにしています。指しゃぶりをやめさせるためではなく、肌荒れの程度を軽くするためです。
【 指しゃぶりによる肌荒れの対処法 】
- 唾液がついた指を濡れタオルできれいに拭き
- ワセリンで指を保護し
- ガーゼ生地のミトンをつけ
- 外れないように緩めにテープで手首を固定
小児科の医師は、ワセリンを塗布した指をラップで覆った上からミトンをするようにと教えてくれました。ミトンだけだと、ミトンの上から指しゃぶりをした場合、唾液が染みて肌につくからです。ですが、これはかなり難しかったです。ワセリンでヌルヌルのところにラップを巻くのがまず難しいですし、子供もじっとはしていません。
個人差があると思いますが、我が子の場合ミトンの上から指しゃぶりをする様子はありませんので、ミトンだけでも効果があると考えています。
これで肌荒れが治らないようなら、次の手段を考えようと思っています。
まとめ
我が子は生後6か月間病院に入院し、3度の大きな手術を乗り越えてきました。0歳の赤ちゃんが親の付き添いもない状態で長期入院し、自分の気持ちを落ち着かせる方法として「指しゃぶり」を編み出しました。
息子が懸命に過ごすなか発明した「指しゃぶり」を、今はまだ尊重したいと思っています。
今回は、指しゃぶりに対する我が家の考え方と対処法について書かせて頂きました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
〔 2021.12.19 追記 〕
後日、息子の持病でお世話になっている子供病院の新生児科の医師と話す機会があり、相談しました。
「今、指しゃぶりをやめさせるのは得策ではない」
「大きなストレスがかかる」
「日中も頻繁にお尻拭きやタオルで、唾液を拭き取るようにすると良い」
とのアドバイスをもらいました。
参考になれば、幸いです♬
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