日に何度も行う哺乳。
ミルクづくりは、赤ちゃんのためにも自分たちのためにも、出来る限り時間と手間をかけずに行いたいですよね。
今回は我が家のミルクづくりの手順を紹介します。
我が家は、温度調整機能つき電気ケトルと湯冷ましを利用することで、粉ミルクを殺菌→適温にするまでわずか1分程です。
1分で出来るので、「もうそろそろミルクの時間ね」と先回りして動かなくて大丈夫。
長く赤ちゃんを待たせることもありませんし、パパママも泣き叫ぶ赤ちゃんをあやす必要がありません。
また、温度調整機能つき電気ケトルを使っているので、温度調整に判断力を使わずに済みます。
1日に使える判断力には限度があるそうです。
温度調整機能つき電気ケトルを使えば、その判断力を他の「より大切なこと」に回すことが出来ます。
毎日何度も行うことだからこそ、頼れるところは物に頼って、心身ともに余力をもって、赤ちゃんと接することができたらいいですよね♪
前半は基本のミルクづくりの手順について記載していますので、既にご存知の方は、目次から「2 我が家の作り方」に進んでください☆
目次
推奨される作り方
WHO・FAO
WHO(世界保健機関)・FAO(国連食糧農業機関)が共同で推奨しているガイドラインは以下の通りです。

厚生労働省
WHO・FAOの発表を受けて、日本でも同内容のガイドラインが発表されました。
〔乳児用調製粉乳の調乳のポイント〕
✔ 乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は70℃以上を保つこと
✔ 調乳調乳後2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄すること
厚生労働省 乳児用乳児用調製粉乳に関するガイドライン より
なぜ70℃??
粉ミルク中の病原菌を殺菌するためです。
粉ミルクには、サカザキ菌やサルモネラ菌といった細菌が、ごく微量ですが混入します。
現在の加工技術では、無菌状態の乳児用調製粉乳を製造することは不可能なのだそう。
サカザキ菌は、未熟児や免疫不全児、低出生体重児を中心として「敗血症」や「壊死性腸炎」をおこすことがあり、重篤な場合には「髄膜炎」を併発することがあります。
サルモネラ菌は、粉ミルクの製造過程では混入することはほとんどなく、粉ミルクを開封した後、粉ミルクを溶かすときや溶かした後に混入することがあるようで、下痢、発熱といった食中毒症状を引き起こすことがあります。
70℃以上のお湯で粉ミルクを溶かすことにより、これらの細菌を死滅させることができます。
我が家の作り方
では本題の、我が家の作り方を紹介します。
用意するもの
✔ 温度調整機能つき電気ケトル
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✔ 沸騰 → 設定温度に保温可能
✔ 沸騰なし → 設定温度に保温可能
✔ 温度は45~95℃に1℃刻みで設定可能
✔ 口が大きくて蓋を外せるから、洗いやすい
✔ ガラスだから内側の汚れに気づきやすい
✔ ガラスだから中の水の量が一目瞭然
✔ 空焚き防止機能つき
✔ 倒れにくい構造
✔ シンプルなデザイン
お茶やコーヒー用ポットとしても活躍する、便利な電気ケトルです。
ミルクづくりの合間の、パパママのブレイクタイムにも(*´艸`*)♪♪
1200mlと大容量で、ミルクを卒業しても長く使うことができます。
その他の機能は、商品ページでチェックしてね♪
作り方
作り方は、たったの2Step‼
次の哺乳の下準備を入れても、簡単☆4Step♪♪
■Step1 全体の2/3量の70℃のお湯でミルクを溶かす


■Step2 全体の1/3量の湯冷ましを入れて混ぜれば、ミルクの出来上がり♪

70℃のお湯を全体の2/3、湯冷ましを全体の1/3とすることで、瞬時に人肌のミルクとなります。
冷ます必要はありません。
70℃のお湯で粉ミルクを溶かしきってから湯冷ましを追加しているので、しっかり殺菌もできています。
次の準備
■Step3 ポットの残り湯を、次回分の湯冷ましとして冷蔵庫で冷やしておく

■Step4 次のミルク用のお湯を「沸騰→70℃設定」で保温しておく

この手順を繰り返しています。
ここまでおよそ1分です。
(ケトルは都度はゆすぐ程度で、しっかり洗うのは日に1回です。
推奨される手順の「沸騰したお湯は30分以上放置しない」は、残念ながら守れておりません。
ですが、1日分のお湯を1度に沸かしてまとめて保温しておく方もいるので、多分大丈夫でしょう d(o^v^o)b )
温度調整機能つき電気ケトル
メリット
調乳ポットは不要と仰る方もいらっしゃいます。
もちろん調乳ポットや温度調整機能つき電気ケトルがなくてもミルクは作れますが、完全人工ミルクの我が家は、温度調整機能つき電気ケトルを用意して本当に良かったと感じています。
なぜならば…、

その1
・とにかく早い!
この手順でミルクづくりを行うと、赤ちゃんがミルクを欲してから1分程で用意することが可能です。
「ミルクを冷ますのに10分くらいかかるから、赤ちゃんのお腹が空く少し前から用意を始めよう」と、赤ちゃんの行動を先回りして考える必要がありません。
また、例えばお腹が空いてから用意すると、ミルクを冷ましている間も赤ちゃんは「はやくミルクくれ~」と泣いています。
赤ちゃんはお腹が空いてパニック泣き、パパママは赤ちゃんをあやしながら、ミルクが冷えるのを待つ…。
誰もハッピーではありませんし、その間はおそらく1分すら長く感じるでしょう。
パパママも自分の時間を持つことが難しくなってしまいます。

その2
・判断力を温存できる!
また、温度調整機能付き電気ケトルを使うと、温度調整に判断力を使わずに済みます。
1日に使える判断力には限度があるのだそう。
ルーティーンにできるところはルーティーンにしてしまった方が、その判断力を他の「より大切なこと」に回すことが出来ます。
ミルクづくりは大切なことですが、ルーティーンにできることです♪
例えば、お湯を沸かして保温力が高い水筒に入れておけば、ミルクづくりのタイミングで高温のお湯をすぐに使うことができます。
ですが、そのお湯が70℃以上かどうかの心配や、そのお湯が70℃なのか80℃なのか90℃なのかによって、お湯と湯冷ましの分量を調整する必要があります。
つまり、毎回「考える」必要があるんですね。
これに、限りある判断力を使ってしまっては勿体ないです。(と、私は思います。)
温度調整機能つきの調乳ポットや電気ケトルを使えば、「考える」必要がありません。
電気代は??

でも、電気代がかかりすぎるんじゃ??
ワットチェッカーで実際に計測したところ、この使い方で10日間で197円でした。
1カ月でおよそ600円といったところです。
これを高いとみるか、安いとみるかは個人差ですが、私は日々の上記2つのメリットの方が大きいと考えました。
一生ミルクづくりが続くわけではありませんからね。
短期間だと思えば、月600円は必要経費です。
ィェ━ヽ(*´∇`)人(´∇`*)━ィ!!
選ぶポイント
調乳ポットの中には、売れ筋商品でも、沸騰機能がないものや、70℃にのみ保温可能で温度調節ができないものがあります。
ミルクを手間なく素早く作る場合、また、パパママの手間を削減するために、以下のポイントに注意して選んでください。

✔ 沸騰→設定温度に保温可能
✔ 沸騰なし→設定温度に保温可能
✔ 設定温度を調節可能
✔ 洗いやすい
■沸騰機能つき
沸騰機能がついていない場合、沸かしたお湯をポットに移し替えて保温することになります。
これではパパママの手間を省けません。
ぜひ沸騰機能つきのものを選んでください。
■沸騰なし→設定温度に保温可能
例えば、既に一度沸かしたお湯を70℃→80℃に湯温を上げたい時、沸騰を経由せずに直接希望の温度に上げれるものが便利です。
市販の離乳食の多くは、80℃以上のお湯で溶かすよう指示書きがされています。
80℃以上でないと粉が溶け切らない、または殺菌などの理由があるのだと思います。
市販の離乳食に頼ることもきっとあるでしょう。
パパママの時間を守るために、パッと希望の温度に調節できるものを選んでください。
■温度調節機能つき
調乳ポットの中には、70℃にしか設定できないものもあります。
前述の通り、市販の離乳食を溶かす場合80℃のお湯が必要です。
パパママのコーヒー、紅茶、日本茶は、85℃~90℃が適温で美味しく頂けるようです。
設定温度を調節できるものをぜひ選んでください。
■洗いやすい
哺乳瓶を消毒して清潔を保つのならば、ポットも同様に清潔である必要があります。
蓋が外せて、口が大きく、洗いやすいよう形状がシンプルなものを選んでください。
調乳ポットは、その形状や沸騰機能がついてなかったり70℃にしか設定できないなど、使い方がミルクづくりに限定されているものが多いため、おすすめはやはり温度調整機能つき電気ケトルです♪
まとめ
以上の理由から、なくてもミルクは作れるけれど、粉ミルクを使う頻度の高い方には、温度調整機能つき電気ケトルを利用することを強くおすすめします。
温度調整機能つきケトルで時間と判断力を大切にしつつ、心身ともに余裕を持って子育てができたら良いですよね♪♪
【 簡単&時短 ☆ ミルクの作り方 】

- 全体の2/3量の70℃のお湯でミルクを溶かす
- 全体の1/3量の湯冷ましを入れて混ぜれば、ミルクの出来上がり♪

✔ 温度調整機能つき電気ケトルを使おう
✔ 湯冷ましを作って、冷蔵庫で冷やしておこう
✔ お湯は、「沸騰→70℃設定」で保温しておこう
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これひとつで全てに対応してくれます!
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ワットチェッカーを経由してコンセントに差し込むだけで、実際にかかる電気代が目に見えてわかりますよ♪
参考になれば、幸いです♪
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