国立がん研究センターの調査によると、
- 2018年にがんで死亡した人は373,584人(男性218,625人、女性154,959人)
- 2017年に新たに診断されたがんは977,393例(男性558,869例、女性418,510例、*一部性別不明)
だそうです。
がんは怖いですが、早期発見で治せる病気になってきました。
とはいえ、毎年人間ドックを受けるのは金銭的にハードルが高いですよね。
ということで、自宅でがんの罹患の可能性をチェックできる「がんリスクチェッカー」を使ってみました。


「がんリスクチェッカー」
㈱リージャーの「がんリスクチェッカー」は、高精度血液検査キットです。
調べられるのは、以下の通りです。

■男性向け
大腸がん/食道がん/前立腺がん に罹患している可能性

■女性向け
大腸がん/食道がん/乳がん に罹患している可能性
これらの可能性を、自宅で簡単にチェックできます。
2017年の罹患数が多い部位は、男性1位が前立腺がん、女性1位が乳がんです。
そして大腸がんは、2018年に2番目に死亡数が多かった部位、女性に至っては1位でした。

手順
- 検査キットを購入
- 検査キットが届く
- 自分で採血
- 検査キットを郵送
- 後日結果が送られてくる

とってもお手軽ですよね。
やってみました

指先に自動針をパチンと刺し、あずき大の血液を採取します。
検査キットには、予備も含め自動針が2個入っています。
初めてなので、自分で刺すのがなかなか怖いです…。
怖気づいてふと横を見ると、となりで旦那さんもキットを目の前にして固まっていました。

近々、息子が手術を受ける予定があります。
息子が大手術に挑むというのに、指先に針を刺すのを怖がる父と母。
「ふぅ~」(呼吸を整えて…)
「お母さん頑張るよ!」(←針刺すだけ)
ぱちん!!
お父さんより、私が先に出来ました。
勢いよく画鋲が刺さるような感覚でした。(←オーバーです。直接は見えませんが、おそらく針はもっと細いです。)
痛みはたいしたことありませんでしたが、恐怖と衝撃でイタっ‼と大きな声が出てしまいました。
大きな手術を控えている息子に申し訳ない気持ちになりました。

針を刺してすぐに血が出て、米粒ほどに膨らんでいきました。
奥さんが出来たのに、家長がビビっているわけにはいかない!と主人も焦って後に続きました。
パチン!
検査にはあずき大の血を採取しなければならないのに、旦那さんは針の刺し方が甘かったのか、指先に赤い点ができたのみです。

検査キットには予備の針が入っていますが、出来れば2度もやりたくありません。
一生懸命指先をつまんで血を搾り出しています。
血液がどんどん固まっていくので、焦る旦那さん。
うひょひょひょひょ。眺めて笑う私。
搾り続けていると、ゆ~っくりと主人の指先の血が膨らんできました。
すると今度は、その様子を笑って見ていた私の血液が止まってしまいました。
これでは検査の必要量に足りません。
圧をかけてみますが、もう出てこず…。

どうやら私の血液は凝固能力が高いようです。
いえ、自分に集中せず、旦那さんを見て笑っていたからですね。
結局私が“ぱちん”を2回やるハメになってしまいました。
2回目は1度目より痛くなかったです。
よかった。
怖がり過ぎですね。
全くもって息子に合わせる顔がありません。

2回目はすぐにあずき大の血液が採れて、無事採血が終了しました。
Good/No Good ポイント

- 自宅でできる
- 短時間でできる
- 低価格である
- インターネットで検査キットを購入できる

- すべてのがんの可能性をチェックできるわけではない
- 確定診断ではない
- 陽性時、部位の特定はできない
- 陽性時は医療機関で改めて総合的な検査が必要
病院で調べるとなると少なくとも半日仕事になってしまいますが、自宅で検査すれば10分程度で終わります。
また、人間ドックを受けるとなると、3~5万円ほどかかります。
がんリスクチェッカーの価格は1万円ちょっとです。私たちは楽天市場でポイントを使ったので、ひとつ7,700円ほどで購入出来ました。
定期的に検査したいからこそ、気軽にできるのは有難いですね。
ただし、全ての部位のがんをチェックできるわけではなく、且つ、あくまで可能性を調べる検査なので、陽性(罹患している可能性が高い)が出た場合は病院で改めて正確な検査が必要となります。
我が家は、No Goodポイントも理解したうえで、まずは可能性を調べて、病院にかかる必要があるかどうかを調べよう!と考えました。
生活習慣病や胃がんも
同じメーカーから、生活習慣病セルフチェックや胃がんチェッカーも出ています。
胃がんチェックは、胃がんの原因となるピロリ菌の有無まで調べられるそうですよ。


「おうちでドック」
今回私達は、(株)リージャーの「がんリスクチェッカー」を選びましたが、ハルメク・ベンチャーズ㈱の「おうちでドック」も候補に挙がっておりました。


■検査範囲と価格
- がんに特化したキット 15,000円(検査対象:大腸がん、食道がん、前立腺がん、乳癌、子宮がん)
- がん + 生活習慣病のチェック 19,800円(検査対象:上記の1. + 生活習慣病:糖尿病、動脈硬化、腎疾患、肝臓疾患、脂質代謝異常、高血圧、痛風、尿路結石、肥満度、栄養障害)
- ピロリ菌等 胃がんリスクのチェック 10,000円
■Goodポイント
- 検査精度が病院と同等
- アフタフォローが充実している(医師が電話で結果を説明/がん確定者向けセカンドオピニオンサービス)
がんのみ検査する場合、15,000円です。
2. + 3. で検査する場合、約30,000円です。
検査範囲の広さ・精度の高さ・アフターフォローで比べると、値段は高くなりますが価値はあると思います。
「おうちでドック」検査キットは、ハルメク・ベンチャーズ㈱ 公式ホームページ から購入可能です。
1年に1度しっかり検査したいという方は、こちらを検討されても良いかもしれません。
会社勤めの方は、会社の健康診断の項目と照らし合わせて、足りないところを補う形で必要なキットを選択するのが良いと思います。
まとめ
日本人の生涯で2人に1人はがんになると言われています。
がんは万が一ではなく1/2です。
でも早期発見、早期治療で多くを治せるとも言われています。
早期発見・早期治療の為に、定期的にチェックしたいですね。
その為には、料金や気軽に検査できることも重要な要素となります。
検査キットを上手に活用してみてはいかがでしょうか。
定期的に気軽にチェックする為に、初めての今回は、㈱リージャーの「ガンリスクチェッカー」を利用してみました。
結果が怖いですが、夫は「見つかればラッキー、早期治療が出来るから」と言っています。
そう考えて、結果を待ちたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。


- 検査から5日後、メールにて結果速報が届きました。
- 検査から7日後、郵送で正式な検査結果が届きました。
- 夫婦ともに、検査項目は基準値内という結果でした。
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