先日、調味料がまとまって切れたので、業務用スーパーに行きました。
店内にはBGMがかかっていました。
昭和のJ-POPでした。力強い曲、激しい曲、明るい曲、元気な曲。
その音が大音量だったのが原因だと思います。
業務用スーパーと私
買い物リストを見ながら店内を回っていましたが、音量が大きくて買い物に集中出来ません。
営業戦略なのかしら?思考回路を混乱させて、混乱に乗じて沢山買わせようとしているのかしら?と思ってしまうくらい、考えようとしても考えがまとまりません。
胸がざわざわして、お腹がキューっと締め付けられるような、脳の思考回路が混線している感じです。
スーパーにいたのは20~30分くらいでしたが、エネルギーが急速に奪われていく感覚でした。
なんとか買い物が終わって車に戻った後も、どっと疲れたまま、なかなか回復しませんでした。
早く自分が心落ち着ける場所に帰って、部屋を少し薄暗くして、白湯を飲んで目を閉じたい、脳を休ませてあげたい、といった感じです。
コーヒーでも紅茶でも緑茶でもなく、刺激のない白湯。
普段はYouTubeを聞くことで、運転中の時間をインプットにあてていますが、今日はとても出来そうにありませんでした。
でも、今までも業務用スーパーで買い物したことは何度もあります。
なんで今日だけ??
ああ、先程息子の心臓カテーテル検査の日程が決まったと説明を受けたからか。納得しました。
カテーテル検査をするということは、検査後に心臓の根治手術をするということです。
説明を受けた時は、いよいよ本手術が近づいてきたと無意識にも全身に力が入りました。
そんな心理状態の時の私には、業務用スーパーは不向きでした。
心理状態が体に及ぼす影響の大きさを実感しました。
もともと香水のような強い匂い、大音量、人混みが苦手です。
パチンコやさんの前を通ると思考が停止します。
こんな私は、最近よく聞くHSPなのかしら??と考えたこともありますが、多かれ少なかれ皆繊細なところはあるでしょう?と思っていました。
こんな私はHSP?
HSPってなぁに?という方のために、HSPの特徴と簡単にできるセルフチェックを紹介します。
HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、生まれ持った性質であることがわかっています。
統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』であり、稀ではありませんが、裏を返せば、約8割の人はこの性質にはあてはまらないため、HSPの特性は共感を得ることが難しく、HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることや、まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなる性質といえます。
マドレクリニック 診療内科・精神科HP
HSPの人の特徴
① 深く情報を処理する 場や人の空気を深く読み取る能力に長けていますが、情報を読み取りすぎるために必要以上に疲れてしまう原因にもなります。
② 過剰な刺激を受けやすい 外部からの刺激に敏感なため、人混みや物音・光、食べ物の味やにおい、身につけるもの、気候の変化、人が発するエネルギー等、五感で受ける刺激に対して過度に反応する傾向があります。さらに、相手の感情や周りの雰囲気、気候の変化や電波(電磁波)、目に見えないエネルギー(人が発するものも含む)に対しても敏感に反応しやすいとされています。
③ 共感しやすい 親や自分の周りの人の感情を読み取り、自分を合わせることが多く、小説やドラマなどで、作品に強く感情移入することもあります。
④ 心の境界線が薄い・もろい 心の境界線とは、自分のテリトリーもしくは自分が自分であるためのバリアのようなものです。HSPの人はこの心の境界線が薄くてもろいため、容易に相手からの影響を受けてしまいます。その性質は、人の気持ちを敏感に感じ取り、深く共感する一方、相手に対して過剰に同調したり、相手の気分や考えに引きずられるなど、本音がわからずに自分を見失ってしまいことがあります。
⑤ 疲れやすい 刺激に敏感であるがゆえ、疲れやすいという特徴を持っています。いつも周りに気を遣っているため、楽しいことであっても疲れてしまう傾向があります。疲れやすいのは「何かをしている」時に限りません。HSPの人は普段から無意識に周りの刺激をアンテナのように拾い集めているため、人混みにいる時や、周りの人のネガティブな感情に巻き込まれている時にも大きく消耗してしまいます。
⑥ 自己否定が強い HSPの人はその繊細さから、対人関係において余り相手を責めることをしません。良心的で優しく、相手のことを優先する傾向があります。その半面、相手のことを気にするあまりに些細なことでも「自分が悪いのではないか」と自分を責め悪い方向に考えてしまう傾向もあります。ネガティブ思考で自分に自信がないため、周りからの怒りの標的にされることも多く、自分の本音を隠してしまうことから人との関わりが苦手という特徴があります。
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HSPセルフチェックで、自分がその傾向にあるかどうかをある程度、確認することができます。質問のうち12個以上に該当した場合は、HSPの気質があるとされます。また当てはまるものが多いほど、HSPの度合いも高いとされます。ただし、逆に「はい」がひとつかふたつしかなくても、その度合いが極端に強い場合は、HSPの気質があるとされます。
1.自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ ✔
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2.他人の気分に左右される ✔
3. 痛みにとても敏感である
4. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる ✔
5. カフェインに敏感に反応する ✔
6. 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい ✔
7. 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい ✔
8. 騒音に悩まされやすい ✔
9. 美術や音楽に深く心動かされる
10. とても良心的である
11. すぐにびっくりする(仰天する)✔
12. 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう ✔
13. 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく
14. 一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ ✔
15. ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける ✔
16. 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている ✔
17. あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる ✔
18. 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
19. 生活に変化があると混乱する ✔
20. デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
21. 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
22. 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる ✔
23. 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた ✔
いかがでしたか??
私の場合、確かに、ネガティブな方の肌に触れると、エネルギーが吸い取られるような感覚を覚えるなど、思い当たることがあります。
苦手を知る重要性
もともとその気はあるかなと薄々感じていました。
だけど、自分がHSPだとして、自分がHSPだとわかったからといって、まわりの刺激が少なくなるわけでもないしねぇ…、と思っていました。
でも、今日考えが変わりました。
HSPという名称はさておき、自分がそのような気質であると知ることは、自分を理解するということです。
自分が苦手なものを事前に理解できていれば、遠ざけたり上手なつき合い方をすることで、自分のエネルギーを奪われずに済み、本当に注ぎたいところにエネルギーを注ぐことができるんですよね。
大音量に疲れて、大切なインプットの時間が奪われてしまっては、もったいないですよね。
HSPの提唱者であるアメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士による著書。日本でのHSP・HSC研究の第一人者である訳者が、完訳。
予約殺到の「HSP専門カウンセラー」が教える、超・実践テクニック集
まとめ
どんな人生にしたいかプラン立てする為には、まず自分のことをよく知る必要があります。
それは、「自分は何が好きか、何が大切か」を理解することだと思っていました。
でも、自分の苦手を知ることも、望む人生に近づく為の重要な一歩なのだと知りました。
暫くお腹がチリチリしていました。
そして、あくまでも業務用スーパーが悪いわけではないことを、申し添えます。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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