先日、ニセコのイワオヌプリをパパと赤ちゃんと一緒に登ってきました。

イワオヌプリ(標高1116m)は、ニセコ連峰の東側に位置し、登山口から山頂までの標高差が366m、日帰り装備の場合のコースタイムが登り70分/下り65分の、短時間で山頂を目指せる山です。
登山口の標高が既に750mと高いため、わずかな山歩きで標高1000mを越えて平地とかけ離れた絶景に出会えるので、お子様連れで訪れる山としても人気です。
我々は、生後11カ月半の赤ちゃんを連れて登りました。
自力では歩けませんので、抱っこしての山登りです。
一般的に初級者向けとされるイワオヌプリ登山ですが、赤ちゃんを抱っこしてとなると難易度が変わります。
我が家は正直、リスクに対する意識が甘かったと思います。今ならば、イワオヌプリヘ小さなお子様を抱いての登山は避けたほうが良いと考えます。
今回は、イワオヌプリを子連れ登山の視点から紹介します♪
この記事では、以下について紹介します。
- 登山道情報
- 登山口
- 登山口情報
- コースの様子
- 注意箇所
- 必要な装備
もし行かれる方は、ぜひ参考にして頂き、安全対策をしっかり行って下さい。
周辺・登山情報
周辺道路や登山道などの最新情報は、ニセコ町五色温泉インフォメーションセンターのスタッフブログでチェックできます。
熊の目撃情報により登山道が閉鎖されたり、自然災害によりアクセス道路が閉鎖されたりという最新情報を掲載してくれていますので、確認の上登山計画を立てましょう。

登山口
登山口は、ニセコ町五色温泉インフォメーションセンター脇にあります。
■ 公共の交通機関を利用の場合
ニセコバス株式会社によって、夏季のみ、ニセコ駅からニセコ町五色温泉インフォメーションセンター前まで路線バス(ニセコ線)が運行されます。
2021年のダイヤは、こちら↓↓↓

【 往路 】ニセコ駅前 10:15発 → 五色温泉郷 11:31
【 復路 】五色温泉郷 15:45発 → ニセコ駅前 17:01
を利用の場合、登山に充てられる時間は4時間です。
バスに乗り遅れないように余裕を持って下山しましょう。
登山口施設
■ 駐車場
ニセコ町五色温泉インフォメーションセンターの駐車場を利用しましょう。
20台ほど駐車可能です。

■ トイレ
駐車場には、季節に関係なく24時間利用可能なトイレがあります。
また、ニセコ町五色温泉インフォメーションセンターにもトイレがあります。

インフォメーションセンターのトイレが、きれいなのでおすすめです。
■ ニセコ町五色温泉インフォメーションセンター

注意:表の開館期間は、2021年のものです。
周辺登山情報を確認できるほか、トイレや靴洗い場もあります。
掲示板で登山情報を最終確認してから出発しましょう。



コースの様子
登山道は途中二股に枝分かれする箇所もありますが、オレンジが最短ルートです。

● スタート地点

五色温泉インフォメーションセンター脇、五色温泉橋を渡るところから登山スタートとなります。

① 石畳み

歩き始めは、石畳みの遊歩道です。


② 木道階段

石畳みの遊歩道が終わると、②の手前は開けた高台になっていて、入山届箱が設置されています。
ここが正式な登山口です。
その先は細尾根の急登で、立派な木の階段が設置されています。


階段下部は段差が小さく、階段上部は段差が大きくなっています。

③ 岩道/笹道

木道階段を登りきると、斜度が緩やかな岩道となります。

さらに進むと、足元の岩が減り、左右の笹が生い茂った登山道となります。
勾配はずっと緩やかです。

④ ニトヌプリ縦走路との分岐


その後一旦道が開けて、

その少し先が、ニトヌプリへの縦走路との分岐です。
⑤ 岩場の急登

分岐を過ぎると、勾配のきつい岩場です。
高低差100mほどの登りが続きます。


後方を振り返ると、西の方角に小イワオヌプリとニトヌプリを眺めることが出来ます♪

⑥ ガレ場


急登を登りきると山頂標識が見えてくるので、浅い火口を縁取るように登っていきます。
東側(山頂に向かって右側)には、ニセコアンヌプリも見えるようになります。

● 山頂標識

大迫力の景色を眺めながら登ると、山頂標識に到着です。


● 山頂

我々は山頂標識から先へ行かなかったので様子を伝えることは出来ませんが、山頂標識から山頂までは約10分程の道のりです。
( ↑ 山頂標識のポイントが山頂だと思っていました (´V`)♪ )

注意箇所
子供を抱っこして、または背負っての場合の注意箇所をお伝えします。
注意すべきはやはり、バランスを崩したり足を滑らしやすい下りです。
■ ⑥ ガレ場
下り始めということもあり、パパが一番慎重になっていた箇所です。
ガレ場なので足がずるっと滑りやすいです。
パパはジグザグに細かくジグを切りながら、下りていました。

■ ⑤ 急斜面の岩場
ここは、主人は落ち着いていましたが、私がハラハラした箇所です。

大きな段差は、手を使って、お尻を地面につきながら下っていました。
焦らず慎重に下りましょう。
■ ② 木道階段

最後は、木道階段です。
段数があるので、バランスを崩さないように注意して下さい。
■ 山頂付近
イワオヌプリ山頂部は木が生えていないので霧が発生しやすく、霧が出ると道を見失いやすいです。
霧は雨の日に限らずあっという間に出るので、GPSやコンパス、山岳用アプリを用意しましょう。

必要な装備
安全に子供を連れて登る為に、必要な装備を紹介します。
■ 登山用ベビーキャリー
斜度がきついと、抱っこ紐では足元が見えません。
足元の凸凹に足を引っかけてしまうことも。
我が家も本日購入しました。
次回の登山でベビーキャリーデビュー予定です。
■ 登山靴

イワオヌプリの山頂付近はガレ場なので、足元が滑りやすいです。
ガレ場でのグリップ力は、スニーカーと登山靴では段違いです。
■ ポール

木道階段は、急勾配且つ手すりがありません。
ポールがあると、足元が安定します。
まとめ
いかがでしたか?
イワオヌプリを子供を連れて登る場合の注意すべきポイントを紹介しました。
ちなみに、日帰り装備での一般的なコースタイムは
【 登り 】70分(登山口 → 40分 → ④分岐 → 30分 → イワオヌプリ山頂)
【 下り 】65分(イワオヌプリ山頂 → 35分 → ④分岐 → 30分 → 登山口)
だそうですが、我が家が今回実際にかかった時間は
【 登り 】90分(登山口 → 55分 → ④分岐 → 35分 → イワオヌプリ山頂標識)
【 下り 】75分(イワオヌプリ山頂標識 → 30分 → ④分岐 → 45分 → 登山口)
でした。
参考にして下さい。
イワオヌプリはわずかな山登りで絶景に出会える魅力的な山です。
上られる方は、安全を心掛けて楽しい登山にして下さいね♪♪♪

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