大人がベビー用のarau泡全身ソープを使ってみた感想を紹介したいと思います。
なぜ使用に至ったかと申しますと…、

- 少ないもので暮らしたい。シャンプー・リンス・洗顔・ボディソープを1本にまとめたい = 全身シャンプー
- 旦那さんの乾燥による肌荒れを治したい = 肌に優しい
- 我が子が退院して帰ってくる = 赤ちゃん用の全身シャンプーが必要
我が家は、主人の肌荒れで1年以上悩まされ続けています。シャンプーが肌に合わないのではないか、ボディーソープが肌に合わないのではないか、といろいろ試行錯誤し、バスルームには数種類のシャンプーや石鹸があります。
夫婦ともに、少ないものですっきり暮らしたいという希望がありますので、早く肌に合うものを見つけ、バスルームをすっきりさせたいと思っておりました。
そこに加え、入院中の第一子(0歳)が退院できる見込みが出てきました。既にバスルームには数種類の洗剤があり、この上赤ちゃん用の洗剤も加わるとなると、すっきりとは程遠くなってしまいます。
そこで考えました。
arauは現在、入院中の我が子が病院で沐浴時に使っている全身シャンプーです。赤ちゃんの肌にも、以前毎日沐浴を担当していたパパの肌にも今のところ肌トラブルは起きていません。
よって、arauベビー泡全身ソープ1本で希望をすべてを満たすのではないか?家族3人が使うものを統一してすっきり暮らすせるのではないか?
プチミニマリスト × 旦那さんの肌荒れ × 赤ちゃんの全身シャンプー = arauベビー泡全身ソープ ではないかと考えました。
使ってみた感想

個人的な感想です。
顔と体はなんの問題もなく、洗ったさっぱり感があり、つっぱりもありません。ただ、髪の毛がかなりキシキシします。さらに、髪の毛が絡まってダマになってとれなくなってしまいました。
arauを使用する直前は、リンスインシャンプーを使っていました。リンスインシャンプーも髪の毛がキシキシしますが、比ではないくらいにキシキシしました。
私的な感想としては、肌は問題ないけれど、髪の毛がひどくきしむ・絡まる。arau1本で快適な状態を維持するのは難しいと感じました。

理由
■健康な肌や髪の毛は弱酸性
肌表面や髪の毛は、安定した状態では弱酸性です。さらに皮脂汚れや汗、角質も酸性。肌・髪の毛の表面に溜まる汗・皮脂汚れ・古い角質は、アルカリ性のもので洗うことで、柔らかくなり肌から剥がれ落ちます。健康な肌や髪の毛であれば、一時的にアルカリに傾いても一定時間かけて弱酸性に戻って行けるそうです。ですが、湿疹、アトピー性皮膚炎や乾燥で元気のない肌や髪の毛は、アルカリを中和させる力が弱っていて、酸性に戻るのに時間がかかります。
■せっけんシャンプー
せっけんシャンプーは弱アルカリ性、リンスが弱酸性です。弱アルカリ性のシャンプーで汚れを落とし、アルカリに傾いた髪の毛を弱酸性に戻す為にリンスを使用します。シャンプーとリンスは必ずセットで使う必要があるということです。

■arauは?
arauはせっけんシャンプーです。
■arau使用後、髪の毛がキシキシするのはなぜ?
arauでシャンプーしたあと髪の毛がキシキシするのは、皮脂汚れが落ちた証拠です。油を洗い落したお皿がキュッキュッとなるのと同じですね。
■arau使用後、髪の毛が絡まるのはなぜ?
そして、arauなどせっけんシャンプーを使用した髪の毛は中性〜アルカリ性に傾きます。髪の毛が中性~アルカリ性に傾くと、うろこ状のキューティクルが逆立ち、結果、髪の毛が絡まったり指通りが悪くなるのです。
■合成シャンプー
ちなみに、中性~弱酸性のシャンプー・リンス・ボディーソープも存在しますが、これらは全て合成シャンプー(=石鹸でない)です。弱酸性である合成シャンプーは皮脂汚れを落とすために、脱脂力の強い合成界面活性剤が配合されています。合成界面活性剤は、石鹸とは比較にならないほどの脱脂力を持っていて、皮脂汚れを落とし過ぎるうえに、肌や髪の毛の基本成分であるたんぱく質まで溶かしてしまいます。その結果、髪の毛が細くなったり、切れ毛や枝毛を起こしやすくなります。また、肌のバリア機能である皮脂を取り除き過ぎてしまうことで、敏感な肌が外部刺激に対し丸裸の状態となり肌荒れの原因となります。合成シャンプーなどの弱酸性ソープを選択する場合、低刺激の商品や保湿成分がしっかり配合された商品を選ぶなど、肌への負担を減らす工夫が必要です。

実際、うちのパパも
合成界面活性剤配合の洗剤を使った時に
肌荒れが悪化するそうです。

■リンスインシャンプー
せっけん系のリンスインシャンプーについても、補足情報として記します。
リンスインシャンプーは、最初にシャンプーの洗浄効果が、次にリンスのトリートメント効果が時間差で発揮されるように、シャンプーとリンスの分子の大きさを作り分けています。分子が小さいシャンプーが先に水に溶け、効果を発揮してくれる仕組みです。せっけん系ということで、肌への負担も少なく、シャンプー・リンスを揃える必要がないので、すっきり少ないもので暮らせますし、時短にもなりますね。ただし、洗浄力、トリートメントともに効果が弱い為、ヘアワックスなどを使われる方や髪の毛が傷んでいる方にはあまりおすすめできません。そして、本来髪の毛に効果を発揮したいリンス成分が頭皮に付着する為、皮脂分泌量が多い方は頭皮環境が悪化する恐れがあります。
我が家の一旦の結論

- arauはせっけんシャンプーで、肌に優しい
- せっけんシャンプーは他にもあるが、arauは赤ちゃんと一緒に使える
- リンスと保湿クリームをプラスして、引続きarauを使いたい
我が家の場合、主人の肌荒れを考えると、せっけん系のシャンプー、ボディソープを使用するのが肌や髪の毛に良いだろうと思います。ですので、arauのみでは快適な状態といきませんでしたが、アラウ+リンス(髪の毛用)、アラウ+保湿クリーム(顔・体用)のように、組み合わせて今後も暫く使い続けてみようと思います。シャンプー、ボディーソープ、洗顔料を統一できますし、赤ちゃんと一緒に使えるので、少ない物ですっきり暮らしたい希望にもまだ合うだろうと考えています。
組み合わせて使った際の感想は、また後日お伝えします。
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